社会福祉法人衆善会は、松坂屋初代社長・伊藤次郎左衞門祐民が余生を社会貢献に尽くすことを目的に、1933年(昭和8年)に「財団法人衆善会」を設立したのが始まりとなります。
衆善会の経営理念は、伊藤家の家憲であります「諸悪莫作衆善奉行(しょあく、まくさ、しゅぜん、ぶぎょう)」。これは仏典にある教えで、「諸(もろもろ)の悪事を作(な)す莫(なか)れ、衆(おおく)の善事を行え。そのため自らの心を清くして無我となれ」という意味です。この理念をもとに、当会は乳児院、保育園、夜間保育園を運営しております。
社会福祉法人 衆善会
理事長 茶村 俊一
名古屋市中区新栄三丁目の地で80余年。衆善会保育園では、親子三代にわたってご利用いただいているご家族もいらっしゃいます。衆善会が今日まで、地域の子どもたちに寄り添い、ともに歩んで来られましたのは、当会の活動をご支援くださいます多くの皆様のおかげと、心より感謝申しあげます。
0歳から5歳の乳幼児期は、健康の基礎を培い、感性を育てる大切な時期です。子どもたちが心身ともにたくましく成長できるよう、私どもは長年の経験と豊富な知識を生かし、献身的な愛情をもって養育・保育に取り組んでおります。
また、名古屋都心という立地にあり、ご利用者の中には外国人のお子様もおられ、さらに、近隣に老人福祉施設もあることから様々なふれあいが、子どもたちの視野を広げる貴重な経験にもなっています。
女性活躍の時代にあって、児童福祉ニーズは変化しています。少子化が進む一方で、都心部では子どもの数の増加傾向も見られます。これからも衆善会は、時代の動きを見据え、地域と密着し、良質できめ細かい福祉サービスと子育てや保育・教育に関わる多様な情報のご提供に努めてまいります。
今後とも更なるご支援をよろしくお願い申しあげます。
社会福祉法人衆善会の会名は、設立者である伊藤家第15代伊藤次郎左衞門祐民(株式会社 松坂屋初代社長)が同家の家憲「諸悪莫作衆善奉行」(しょあくまくさしゅぜんぶぎょう) からとったものである。